* うんと初心者のためのCG入門 *
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リサイズってどういう作業?  No.9
「画像のリサイズ」。CGをやっていると、非常にひんぱんに出会う言葉です。リサイズとは、平たくいうと「サイズを変更すること」です。
「画像のリサイズ」と言った場合はたいてい、画像のピクセル数を変更することという意味になります。
「リサイズして小さく」とか「大きくリサイズ」のように、拡大する場合にも縮小する場合にも使います。


画像のサイズを変更する、と言うと、人間様的にはまず「印刷サイズを変えることかな」と思いますよね。でも『ピクセルサイズと解像度と印刷サイズの関係』のページでも書きましたが、デジタル画像の場合、印刷サイズが変わっても、総ピクセル数は変わらない場合もあります。
「ピクセル数が変わらない」というのは、デジタルデータとしては大した変更ではありません。

デジタルデータとしては、つまりパソコン的には、「印刷サイズ」や、それに伴う「解像度」といった情報は、それほど重要ではない言ってみればオプションのような情報です。
パソコン的に、ラスターのデジタル画像で一番重要なものは「ピクセル」です。
「リサイズ」とは、その一番重要な部分に変更を加える作業ですから、それなりにおおごとです。


とはいえパソコン的には大して重要でないとはいっても、やっぱり人間様的には「印刷サイズ」や「解像度(ピクセル一つの大きさ)」に注目した方が解りやすいですよね。

kuma1.gif

kuma2.gif

どっちの画像でも、左の方のくま(本当は獅子)の絵よりも、右のくまの絵の方が、くまを表示するのに使われているピクセル数が少ない、というのが解ると思います。
上の画像の場合は、同じ大きさにくまを描く場合、描くのに使うピクセル一つの大きさが大きい方が、使うピクセルの数が少なくてすみます。
下の画像の場合は、同じ大きさのピクセルでくまを描く場合、小さいくまを描く方が、描くのに必要なピクセルの数は少なくてすみます。

左のくまを右のくまにリサイズした、と考える場合、上の画像でも下の画像でもパソコン的には同じ作業をしたんです。つまり画像を描画するのに使うピクセルの数を減らしたわけです。
右のくまを左のくまにリサイズしたと考える場合も、上の画像も下の画像も使うピクセルの数を増やした、というパソコン的には同じ作業です。


この「リサイズ」という作業は、前述したように何しろラスター画像で一番重要なピクセルという部分を変更する作業ですので、パソコンくんも作業に使うソフトも、面目をかけて最善の結果になるようにはがんばってくれます。
とはいえ、そこにあるものを無くす(ピクセルを減らす)、あるいはそこにないものを追加する(ピクセルを増やす)という作業には、やっぱり結果に限界があります。
あんまり極端に、そこにあるピクセルをごっそり減らしてよ、とか、野放図にどんどんピクセルを増やしてよ、と要望しても、もちろんパソコンはやってはくれますが、結果は絵としてはとても綺麗とはいえない出来上がりになってしまう場合があるわけです。

デジタルは画像の拡大も縮小も、ついでに回転も自由自在〜、なんて思ってどんどんリサイズを繰り返すと、簡単にこの限界を突破してしまって、結果はっきりと目に見えて画像が劣化してしまう可能性がありますので、リサイズには注意が必要なわけです。

また、大きさを変えるわけではないのであまりリサイズとは言いませんが、画像を回転させるのも、同じようにピクセルを劣化させるという意味で注意が必要な操作です。このへんもまた別ページで詳しく説明したいと思います。
ただし、この注意が必要な「回転」は、PainterやComicStudioにある、描きやすい方向に画面を回転させる「描画領域の回転」機能のことではありません。この「描画領域の回転」は、非常に便利でばんばん使って大丈夫な機能です。Painterのこの機能については、『お絵かきの小ワザ』の、Painterで紙を回すのページで説明しています。
ちなみに、PhotoshopやIllustratorにはこの「描画領域の回転」機能はありません。

2006/06/20
リサイズってどういう作業?  No.9

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