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デジタル画像を構成するモザイク、つまりピクセルが細かくたくさんある方が、精密な表現ができるのは確かです。 デジカメの宣伝文句では「何万画素!」と、画素数がより多いことをアピールしてますよね。この「画素」とは「ピクセル」のことです。つまり例えば300万画素の写真は、ピクセルを全部で300万個使ったモザイク画像ということです。(デジカメなどは、普通撮る時には1ピクセルの大きさは決めずに、どれだけの数の画素(ピクセル)を使って撮るかだけを指定するので「解像度」という考え方をしません。) じゃあ、ピクセル数は多いほど、つまり解像度が高ければ高いほど、綺麗で精密な画像になるんじゃないかと思ってしまいそうですが、実はそういうものでもありません。 ものには適正な数値というものがあるんです。
重要なのは、その画像を最終的にどうするか、画像の使用目的です。 印刷屋さんに入稿するのか、自宅のプリンタでプリントアウトするのか、それともWebにアップする用の画像なのか。
まず、印刷用に入稿したり、プリンタでプリントアウトする場合です。 確かに、印刷には向かない低すぎる解像度の画像は、印刷するとピクセルが大きすぎて目立ってしまいます。変にぼやけたり、線がギザギザになったりガタガタになります。こうなった状態をジャギが出る、ジャギになる、ジャギる、ジャギジャギとか言ったりします。(余録ですがシャギー(shaggy)ではありません。ジャギー(jaggy)です。) でも、印刷機やプリンタも、対応できる解像度の限界、というものがあるわけです。どんどん高くしていっても、印刷機の限界を超えては表現できないわけですから、限界を超えた分はまったく無駄です。 しかも、解像度が高くなるということは、画面を構成している総ピクセル数、つまり縦に並んでいるピクセル数と横に並んでいるピクセル数をかけたものは解像度が高くなった分の二乗倍で大きくなっていきます。解像度が二倍なら、総ピクセル数は四倍、解像度が三倍なら、総ピクセル数は九倍です。 この総ピクセル数というのは、ダイレクトにファイルサイズに反映されます。つまり増えれば増えるだけファイルサイズも大きくなるということです。 印刷結果が変わらないのに、マシンに負担をかけて作業も重くなるような大きいサイズのファイルを作っても、まったく無駄だというわけです。
また、Webにアップしたりする、モニタで見る用の画像には、実は印刷サイズ、という概念がありません。 この辺はまた別ページで説明したいと思いますが、本当はだから、モニタ表示用の画像の場合『画像の解像度』という言い方はおかしいんですが、今そこにつっこんでもしかたありません(笑)。 Web用画像など、モニタ用の画像ではピクセルの大きさは変えられません。と、いうことは、同じサイズで表示される画像だけど、ピクセル数を多くして、つまり解像度を高くして精密な表現を、と思っても、それはできないんです。 解像度を高くした画像をWebにアップして、それをブラウザで見た場合どうなるか、というと、1ピクセルの大きさはそのままで、ピクセルの数が増えるわけですから、画像の表示サイズが大きくなるだけです。 サイトなんかのHTMLページに貼り付ける場合、表示のタテヨコの大きさを指定して縮小をかけたりで、表示サイズを変えることができなくはないですが、とても綺麗とはいえない結果になるだけですし、ファイルサイズは元のままですから、やっぱり全く意味がありません。
ここは、難しい理屈はとりあえず置いといて、目的に合った解像度を丸暗記しとくのが一番早いです。そんなに種類があるわけじゃないですから大丈夫です。忘れたって、調べるのも簡単です。
・Webアップ用、モニタ表示用画像=72dpi 96dpiという解像度もモニタ表示用として使われています。これはWindows(96dpi)とMac(72dpi)のモニタ表示の規格の違いです。…が、どっちでもそう変わりはないですので、神経質に「72?96?」なんて気にしなくても大丈夫です。私はいつも、72dpiで作っています。Windows使いですが、最初にWeb用は72dpiと覚えたもんで(^^;
・印刷所に入稿するカラー画像=300dpi〜350dpi 結構印刷屋さんによっては幅があって、360dpiで、という指定も見たことがありますが、印刷サイズさえ合っていれば、そんなに違いは解りません。 とはいっても328dpi、なんていう変なハンパな数値にしてもいらんトラブルを招くかもしれませんし、こういうところでチャレンジ精神を発揮するのはお薦めしません(笑) 300dpiか、350dpiか、どっちかにしとくのがいいと思います。 最近はほとんど350dpiに統一されているような気もします。 もちろん、詳しくは入稿する印刷屋さんに確認しましょう。
・印刷所に入稿する本文の原稿画像 白黒の原稿の画像のことです。これは、グレースケールモードで入稿するか、モノクロ2諧調モードで入稿するかで違ってきます。このモードの違いについては、また別のページで説明します。
・グレースケールモードの画像=600dpi 以前は300dpiや350dpiの指定もよく見ましたが、これはグレースケール画像を高い解像度で作るには、まだマシンパワーが足りない人が多かったための次善の策だったみたいです。漫画原稿の場合、解像度が低いとやっぱり主線がボケたりジャギが目立ったりするので、600dpiは欲しいところです。 これも、念のため入稿する印刷屋さんに確認した方が安心です。
・モノクロ二階調モードの画像=600dpiか、1200dpi もちろん、解像度は高い方が綺麗です。 ただ、細い線の強弱や水平、垂直の線のイリヌキ以外、ぱっと見て絵を描いた本人以外は(笑) そうそう気が付くレベルでもないですので、自分のマシンはそんなに高スペックじゃないし1200dpiでの作業はちょっとキビシイよ、という人は、無理して1200dpiにしなくても大丈夫だと思います。 ちなみに私はずっと600dpiで作業、入稿しております(笑) モノクロ二階調で600dpiを受付けてない印刷屋さんはないと思いますが、1200dpiは受付けていないところもあります。1200dpiでやってみようという場合は、入稿する印刷屋さんに確認しましょう。
・自宅のプリンタでプリントアウトする画像=そのプリンタが推奨している解像度 最近のプリンタだと、2400dpiとかすごいのもあるみたいですよね。 ただ、人の目で見てどの位の違いがあるのかというと、そう天井知らずなものでもないでしょうし、作業のしやすさと、結果の綺麗さを見比べて丁度いい解像度を選択するのがいいと思います。 プリンタがインクジェットなのかレーザーなのかでも違ってくるでしょうけれど、印刷所に入稿する用の解像度ぐらいでも、充分綺麗な結果が得られると私は思います。
印刷所に入稿する画像の場合、なんでフルカラーよりも白黒の原稿の方が高い解像度が必要なの?というもっともな疑問が浮かぶかもしれません。 もちろん、それにはちゃんと理由はあるんですが、とりあえずはあまり気にせずにそういうものなんだと思ってそのまま覚えちゃうのが吉です。 確か色深度とかbit数とかが関係してたりするようななんか小難しい理由です。実は私も、人様に説明できるほどはそこんとこは理解していません(ダメじゃん;) …すみません;
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2006/06/18
ちょうどいい解像度ってあるの?
No.6
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