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ラスター画像というのは、画像に対して水平な線や垂直な線は得意ですが、正直なところナナメの線や曲線はちょっと苦手です。 理由はお解りですよね。 正方形のピクセルが並んで画像を描画しているからで、垂直や水平の線はそのまま描画すればいいわけですが、ナナメや曲線は、どこかで妥協して(?)それっぽく見えるように描画するしかないからです。
 この画像はかなり拡大表示したものですが、でも「解像度の低い絵でも、こんなに曲線やナナメの線もガタガタには見えないのもあるよ」と思われたかもしれません。 それは、アンチエイリアスという、いわゆる目の錯覚を利用してすべらかに見せる方法があるからなんです。↑の画像には、アンチエイリアスはかかっていません。
アンチエイリアスについては、また別ページでくわしく説明するとして、とりあえず回転です。

真ん中のナナメの線は、その上の水平の線を回転させたものです。 なんか、色の薄くなったピクセルが周りにもやもやくっついています。 これがアンチエイリアスがかかった状態で、この画像は拡大していますからなんかもやもやして見えますが、普通にプリントサイズで見た場合は、苦手なナナメの線もすべらかに見えるようにパソコンが(本当はアプリが)がんばってくれた結果なんです。
最終的にこの線がもうナナメのままでいい場合は、すべらかにみえてこれでOKなわけですが、画像を構成しているピクセルが変更されてしまっていることに変わりはありません。 その証拠に、このナナメの線をもう一度回転させて水平に戻しても、元の画像には戻りません。 ただ回転は拡大や縮小ではないので、得意の90°や180°の回転なら、ピクセルを変更をすることなく行えます。この場合はもちろん、画像の劣化はおこりません。
拡大や縮小だけでなく、この「回転」などの変形も、作業をするたびにパソコン(アプリ)はそのつど最良の結果が得られるようにがんばってはくれます。ただ、その「がんばる」作業というのは結局ピクセルを変更させるということなので、結果的に画像を劣化させる可能性が高くなる、ということを覚えておかないと、痛い目を見ることがあるかもしれません。
ちなみに、上の画像を、本来見るサイズで表示した画像はこれです。
 ちょっと解りにくいかもしれませんが、よく見るとこっちの
 この曲線やナナメの線よりはすべらかに見えていると思います。これがアンチエイリアスの効果です。 でも、下の水平の線もよく見ると輪郭がぼけています。一度回転させた結果、輪郭にアンチエイリアスの薄い色のピクセルが残ってしまったためです。
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2006/06/21
回転にも注意
No.12
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